寿命を延ばすドッグフードの選び方

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ドッグフードは種類がとても多く、SNS上でも情報が溢れています。
犬の健康のために、どのドッグフードを購入するか選択に迷われている飼い主さんは多いのではないでしょうか。ドッグフードの選び方についてまとめました。

ドッグフードのタイプ別の選び方

ドッグフードを選ぶ際は、犬の体調や目的にあわせて適切なドッグフードを選んであげましょう。タイプ別の選び方をまとめました。

1. 主食として総合栄養食を選ぶ

犬の主食とするフードは「総合栄養食」と表示されたドッグフードを選ぶのがよいでしょう。
総合栄養食とは、そのフードと新鮮な水だけで特定の成長段階において犬が必要とする栄養を満たし、健康を維持することを目的としたものです。
「総合栄養食」以外には「おやつ、一般食、副食」などがあります。ただし、これらだけでは犬にとって必要な栄養は摂れません。

2. ライフステージに合わせて選ぶ

犬のライフステージは大きく「成長期」「成犬期」「老齢期」の3ステージに分けられています。
このライフステージにあわせてドッグフードを選びましょう。

成長期

子犬の時期で、筋肉や骨・内臓などの機能が成長する大切な時期です。
ただし、胃は小さく消化吸収力も未熟です。そのため消化吸収しやすく、少量でもカロリーや栄養素が摂れるドッグフードを選びましょう。この時期に適したドッグフードには「子犬用」「パピー期」「生後12カ月まで」などの記載があります。

成犬期

成犬の時期で、バランスの取れた栄養で体重を維持する時期です。
子犬期の高カロリーのドッグフードを食べ続けていると肥満になります。1歳を過ぎたら成犬期用のドッグフードに切り替えましょう。

老齢期

老犬の時期で、運動量や食欲が徐々に低下し、消化や吸収能力が衰えてくる時期です。
多くの犬は7歳頃から老齢に入ります。様子を見ながら少しずつ老犬用のドッグフードに切り替えましょう。成長や老化のスピードは、犬種やサイズによって異なります。

3. 機能性ドッグフードを選ぶ

ドッグフードの種類に「避妊・去勢犬」「太りやすい犬」「皮膚の健康サポート」「アレルギーに配慮」など、機能性ドッグフードがあります。犬の体調や状態によって選択するのがよいでしょう。
ただし、機能性ドッグフードでは病気を治療することはできません。体調不良や病気の心配がある時は動物病院で受診し、食事について獣医師に相談した上で選びましょう。

4. サイズや犬種によって選ぶ

ドッグフードの種類で「小型犬用」「大型犬用」など、犬のサイズによってドライフードの粒の大きさや形が異なるものがあります。「プードル用」「ダックスフンド用」など犬種別ドッグフードもあります。
これらはかかりやすい疾患など犬種それぞれの特徴に配慮して作られたドッグフードです。

5. ドッグフードの形状で選ぶ

ドッグフードは水分量で形状が異なります。形状の種類として「ドライ」「ソフトドライ/セミモイスト」「ウエット」があります。

ドライフード

水分が10%以下の硬いフードです。腐りにくいことが特徴です。
比較的安価で購入しやすいことがメリットです。効率よく栄養が摂れます

ソフトドライフード/セミモイストフード

水分が25~35%でしっとりしているフードです。食べやすく嗜好性が高いフードです。
水分の調整剤を添加しています。この調整剤は犬にとって害はありませんが、猫が食べると中毒を引き起こすことがあるため、猫も飼っている場合は注意が必要です。

ウエットフード

水分が75%以上の柔らかいフードです。嗜好性が高く柔らかいため、子犬から高齢犬、病中病後の犬も食べやすいです。水分も同時に摂れるので、水をあまり飲んでくれない犬にも向いています
コストはやや高めで、開封後は腐食しやすいのがデメリットです。

ドッグフードの原材料

ドッグフードの原材料は、袋の記載欄で最初に表示されている原材料が一番多く使われています。ドッグフードのメーカーのホームページを見ると詳しく載っています。
基本的に市販されているドッグフードは全て「ペットフード安全法」で安全が保証されています。

1. ミートミール/チキンミールとは?

原材料の「ミートミール」は主に豚肉や牛肉、「チキンミール」は鶏肉を粉状にしたものです。
水を含まないので腐敗しにくく、加工しやすいのが特徴です。重量に対して栄養価も高いです。

2. 穀物は食べてよいのか?

原材料の「穀物」は犬の便通を整える役割があり、原材料に使われていても問題はありません。
しかし、穀物アレルギーを持つ犬や穀物を消化するのが苦手な犬には、イモ類などを炭水化物源としている「グレインフリーフード」を与えましょう。

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ドッグフード選びの注意点

ドッグフードを購入する際に知っておいた方が良い注意点です。

1. お店の保管状態

お店に置いてあるドッグフードの保管状態や陳列方法に注意をしましょう。長期間放置されているものや積み重ねられたものは、未開封でも酸化が進んでいる可能性があります。
未開封のものを家で管理する際も日光が当たらずできるだけ涼しい場所に保管をおすすめします。

2. 食べきれる量のサイズを買う

一度開封すれば、密封してもドッグフードは酸化します。犬が一定期間で食べきれる量でドッグフードのサイズを選びましょう。

私の愛犬は小型犬のため、3キロの袋は購入せず多少割高でも1キロを購入しています。

3. 犬に合っているかは「うんち」で確認

ドッグフードは犬にあったものを選びましょう。どんなに評判がよく、信頼できる商品でも、犬に合わないことがあります。ドッグフードが犬にあっているかは、犬のうんちを確認することで分かります

ドッグフードが合っていないウンチ
  • ウンチが柔らかすぎる
  • ウンチが多い
  • ウンチのニオイがきつい

しばらく続けてみて、ウンチがこのような状態の時はフードを見直したほうが良いでしょう。
ドッグフードのメーカーによってはお試し品などがあります。いきなり1キロを購入せずに、お試し品で試してみてアレルギー反応や食いつきなどを見てから購入するのがおススメです。

ドッグフードを食べて、吐く・下痢をする、かゆがるなどの症状が見られた場合は、与えるのをすぐに中止し動物病院を受診してください。

まとめ

ドッグフード選びは犬の健康にとって、とても大事なことです。ドッグフードによって犬の寿命が変わると言っても過言ではありません。愛犬の成長や体調を知り、最適なドッグフードを選びましょう。

私は2種類のドライフードを交互に購入しています。開封したらすぐに食べきれるよう量の少ない方の商品を買ったり、未開封でも日の当たらない涼しい部屋で保管するようにしています。
また、犬用の手作りごはんの本を読み、手作りごはんも作っています。栄養が偏らないようにドライフードと手作りごはんを併用しています。
私ができる精一杯のことで愛犬に健康でおいしい食事をさせてあげたいと思います。

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