いざという時、愛犬の命を守るダブルリード

犬の準備

愛犬との散歩中に首輪やハーネスが抜け、愛犬が危険な目にあった事はありませんか?
最悪の事態を招かないために「ダブルリード」というリードを首輪とハーネスにそれぞれ1本ずつ付けて散歩する方法があります。ダブルリードのメリットや使い方をまとめました。

ダブルリードのメリット

ダブルリードはいざという時に役立ちます。リードを首輪とハーネスにつけるダブルリードのメリットです。

1. 犬の逃走をふせぐ

散歩中に犬が突然リードを引っ張り走り出した時に、リードとの連合部分が壊れてしまい、首輪やハーネスから犬の体が抜けてしまうことがあります。そんな時にリードが2つあると、片方が外れてしまっても片方が残るので安心です。

2. 犬の事故をふせぐ

首輪やハーネスが外れると、驚いた犬が走り出してどこかに行ってしまうことがあります。車の事故に繋がることもありますし、驚いて人を噛むなど攻撃をしてしまう事もあります。そのような重大な事故にならないためにダブルリードが必要になります。

3. 保護犬を不幸にさせない

「ダブルリード」は元々、犬の保護団体が散歩の際に使うやり方として採用したものです。 保護犬の散歩は多くの団体でボランティアの人が行っています。信頼関係を築けていない犬との散歩は何が起きるか分かりません。行き場がなく辛い思いをしてきた保護犬に二度と悲しい思いをさせないように、予想外の動きにも対応できるものとしてダブルリードがあります。

ダブルリードは迷子を防ぐ効果があります。保護犬は正式な所有者がいないため鑑札(かんさつ:犬の登録証)がありません。マイクロチップが入っていないことも多いです。そのため、まだ人に慣れていない保護犬が行方不明になった場合探し出すのは困難です。
飼い主のいる犬も同じく、ダブルリードは迷子になってしまう原因を取り除く事ができます。

ダブルリードにしたほうが良い犬

積極的にダブルリードを使用した方がよいタイプの犬は次のとおりです。

ダブルリードにした方がよいタイプの犬
  • 中型・大型犬などリードの引きの強い犬
  • 何かの刺激で急にはしゃぐくせのある犬
  • 雷や大きな音ですぐにパニックになる
  • 猫や自転車など反応して急に走り出す
  • 首輪が抜けやすい頭の形、ハーネスが抜けやすい体形の犬
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ダブルリードの使い方

安心で安全なダブルリードですが、使い方を間違えると犬にも人間にも負担になり、危険もあります。
愛犬も飼い主も気持ちよく安全に散歩ができるよう、ダブルリードは正しく使いましょう。

1. 散歩のメインは1本、もう1本は命綱

ダブルリードはその名のとおりリードを2本付けます。1本は方向指示や「止まれ」「すすめ」など、通常の散歩で使うものです。もう1本は通常はたるませておきます。いざという時に2本同時に引っ張り犬の動きを止めるようにします。
このようにすることで、通常時の犬への余計なストレスや違和感を緩和する事ができます。

2. 命綱の1本は体につける

命綱となるもう1本のリードは体につけます。ただし、飼い主に腰痛がある場合、犬が突然引っ張った時に腰を痛める可能性があるので注意が必要です。

もう1本のリードの付け方
  • 長めのリードをショルダーのように肩から斜めにかけて犬に固定する
  • 長めのリードを腰に巻き付け犬に固定する

3. 市販のダブルリードを使用する

ダブルリードは通販やペットショップなどで販売されているものを使用しましょう。人間が持つ方は1本のリードで、犬に固定する側のリードが2本に分かれているタイプのリードがあります。

まとめ

私の愛犬は1年間首輪をしていたのですが、気管虚脱の疑いがあり、首に優しいハーネスに替えました。しかし、ハーネスは首輪よりも抜けやすいのでシングルリードが不安で現在はハーネスと首輪をジョイントするものを付けています。色んなやり方があるので、愛犬と自分にあったものを探すことが大切です。
ダブルリードは愛犬の安全を守り飼い主に安心を与えてくれる物です。犬の体が首輪やハーネスから抜けてしまい、愛犬が自分の目の前で「交通事故に遭ったり、迷子になって一生会えなくなる」そんな悲劇が起きないように、できる限りの安全対策を行いましょう!

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