犬が逃げた時はどうすればいいか

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毎日、Instagramで迷子犬の情報を目にします。犬が迷子になる状況は様々です。飼い主さんの元に無事帰ることができるワンちゃんもいれば、残念な結果になってしまうワンちゃんもいます。その悲しい記事を見た時は他人事ではなく辛い気持ちになります。
逃げた愛犬をどうやって探せば良いのか、愛犬を迷子にしないためにはどんなことに注意をしたら良いかをまとめました。

犬が逃げた時にすべきこと

犬が逃げてしまい、近くを探しても見つからない場合は、すぐに連絡をしましょう。飼い主がすぐに連絡すべき場所をまとめました。

1. 保健所・動物管理事務所

まずは保健所・動物管理事務所に連絡をしましょう。
犬が身元の分かるものを身につけていない場合、飼い主の連絡先が分かりません。保健所では飼い主不明の犬として長くても1週間後、中には3日後には処分されてしまいます。保健所への連絡はすぐに行いましょう。

保健所一覧

厚生労働省が管轄区域別の一覧を公開しています。

2. 警察署

警察署への連絡も有効です。24時間、365日連絡を入れることができます
保健所などが土日祝日、時間外で連絡が入れられない場合でもこちらでは対応してくれます。しかし、その場合も念のため通常開庁時間に再度保健所に連絡を入れましょう。

3. 地域の清掃事務所

地域の清掃事務所への連絡も有効です。交通事故などにあって回収されている場合があります。
犬が市外に移動している可能性もあるので、近隣の区や市町村にも連絡をしましょう。

4. SNSの利用

SNSを利用する方法があります。犬の迷子や保護の情報をTwitterやInstagramなどのSNSで呼びかけるサイトがあります。アカウントをお持ちの方はチェックしてみてください。
  

犬が逃げた時の探し方

犬が逃げた時、自力で探すにはどんな方法があるのでしょうか。

犬が居なくなった地点が分かる場合、そこを中心に同心円を描くように探すと良いとされています。名前を呼びながら探すと犬の方が飼い主を見つけてくれるかもしれません。
公園や河川敷など犬が馴染みの場所に隠れているかもしれません。夏場は涼しい場所、冬場は暖かい場所も探しましょう。犬の年齢や体格による特徴を考えた探し方、ポスター作成による探し方についてまとめました。

1. 年齢による特徴からの探し方

子犬の場合

小型犬の場合、人懐っこい犬は人についていくため、すぐに保護されることが多いようです。近所や比較的近くの家に情報を聞いて回ると良いです。見つからない場合、他の人が保護しそのまま飼っていることもあります。

成犬の場合

成犬の場合、様々な場所に関心を引かれながら移動するため、移動のスピードはそれほど速くないようです。しかし、行動範囲は広いと思われます。

老犬の場合

老犬の場合、聴力・嗅覚が衰え、周りにあまり興味を示さず、ただ一直線にヨタヨタ歩いていきます。そのため、驚くほどの距離を歩いていることがあります。しかし、疲れてくるとその場でじっとして動かないでいることが多いようです。

2. 体格による特徴からの探し方

小型犬の場合

小型犬の移動距離は1日300メートルから1㎞といわれています。小型犬は比較的扱いやすいため、保護されることが多いようです。
小型犬は人目の付かない場所に隠れている可能性があります。庭の植え込み、車の下、みぞの中などを見落とさないように注意しながら探しましょう。

中型犬の場合

中型犬は体力があるので1㎞~5㎞もの距離を1日に歩きます
中型犬はマイペースに歩き続けることがあるので、まずは犬を飼っている人や、公園など犬に興味のある人が集まる場所で情報を集めてみましょう。

大型犬の場合

大型犬の場合、飼い主がいない状態で歩いていたら目立ちます。そのため、誰かが通報しどこかに収容されていることが多いです。

3. 迷子チラシを使った探し方

迷子の犬をチラシで探す方法があります。

チラシの真ん中に犬の写真を載せ、赤字で大きく「探しています」と書きます
チラシには犬の名前・犬種・年齢・性別・毛の色・特徴・飼い主の連絡先・いつ頃、どのあたりで居なくなったかを書きます。

電柱など公共のものに無断でポスターを貼る事は禁止されています。
個人所有の建造物の持ち主やお店に必ず許可をもらうようにしましょう。

インターネットでは「迷い犬ポスターテンプレート」で検索するとポスターの無料テンプレートが出てくるので、参考にしてみてください。

また、迷い犬を保護した場合は「犬を保護しています」と書いて飼い主を探すと良いです

犬の迷子を防ぐ方法

迷子にさせてしまったら最悪な事態が起きてしまう可能性があります。
飼い主さえ気を付けていれば多くの逃走や脱走は予防できます。大切な愛犬の命を守るために、飼い主ができることをまとめました。

1. 首輪・リードをつけて散歩する

散歩をする際はリードを使用しましょう。 ノーリードで散歩させないようにしましょう。
迷子のみならず、交通事故や他人を噛んでしまうことを予防するために散歩する時は必ずリードをつけなければいけません。
リードや首輪、ハーネスの点検を散歩の前に必ず行いましょう。サイズは犬に合っているか、金具が劣化していないか、など毎回点検しましょう。

また、飼い主が誰か分かる首輪を常に付けておきましょう。首輪には愛犬の名前と飼い主の連絡先、犬鑑札、狂犬病予防注射済、を付けておくことが大切です。

2. 店の前に犬をくくって待たせない

買い物などでお店に入れない場合に、犬を店の前にくくりつけて待たせないようにしましょう。
犬を一人にすると、犬を誘拐されたり、第三者によって危険な目に遭う恐れがあります。買い物と散歩の時間は一緒にしないようにしましょう

3. 屋外で飼育をしない

屋外で犬の飼育をしないようにしましょう。屋外に犬を繋げているチェーンや固定具などが破損して犬が逃げてしまうことがあります。犬の屋外飼育は病気、身体的ストレス、精神的ストレスなどを与える可能性があるため、屋内飼育することが望まれます

屋外で飼育している場合は、雷や花火などの大きい音のする時は注意をしましょう。大きな音に驚いて走り出し、そのままいなくなるというケースは非常に多くあります。雷や花火といった突然の大きな音が予想される場合は、あらかじめ家の中に入れておくなど、犬が脱走しないように注意しましょう。

屋内で飼育している場合は、家の中の隙間に注意しましょう。特に玄関周辺や裏口などに見落としている小さな隙間が無いか今一度確認してみましょう。信じられないような小さな隙間から脱走してしまうケースもあります。

また、ドアを開けた瞬間に注意しましょう。家の中ではノーリードで犬は過ごしていると思います。
来客や宅配業者の訪問で飼い主が玄関を開けた瞬間に脱走するケースがあります。玄関から外に出ることができないようにゲートを設置するなど対策を考えましょう

まとめ

愛犬が逃げないように普段から注意することが大切です。
迷子になった犬は、飢え、交通事故、虐待などいろいろな危険にさらされます。また、行政機関に処分されてしまう可能性も十分にあります。
絶対に逃げさせない!迷子にさせない!という覚悟で予防を徹底しましょう。

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