新しく家族にお迎えした犬が「カハッカハッ」とせきをしていたら、それはケンネルコフかもしれません。犬の咳は何か”吐き出しそう”なせきをします。
放っておくと肺炎を引き起こす事もあります。おかしいと思ったら早めに病院へ連れて行き適切な治療をおこないましょう。
ケンネルコフについて一般的な説明と、体験談をまとめてみました。
ケンネルコフについて
ケンネルコフは感染症の名前です。ケンネル(犬舎など密となる環境)で感染するコフ(咳)を症状とする感染症です。犬の伝染性気管気管支炎で、感染力の高い呼吸器疾患です。感染した病原菌によって、軽度なものから重度なものまであります。
よく感染する場所は、既に感染している犬と同じ場所にいた場合で、ペットショップやホテル、サロン、散歩中でも感染することがあります。人間には感染しません。
発症から完治までの流れ
私の家の犬がケンネルコフを発症し治療を行った流れです。
- 1日目夜に咳がとまらなくなる
お家に犬を迎えて10日後にケンネルコフ発症
病院で5日分の抗生剤を処方 - 2週間後減ったものの咳はなくならない
完治に2週間程かかると言われていたが治りきらず
大きい動物病院を受診する - 3週間後ネブライザー療法開始
薬を霧状にして直接気管支に入れるネブライザーを開始
3日間ネブライザーを続ける(1回3,000円) - 4週間後ケンネルコフ完治
ネブライザー後、咳は出なくなった
内服薬を5日分処方で完治
生後2か月で初めて家にお迎えした後、6日後にワクチン接種を行いました。その後、「カハッカハッ」と苦しそうなせきが続き、診断の結果、ケンネルコフと判明しました。
抵抗力の低い子犬の場合、新しい家庭に来た事でストレスを感じています。その上に注射のストレスが発症のきっかけとなったようです。犬を迎えてからの1週間は犬にストレスを与えないように気を付けましょう。
まとめ
ケンネルコフは感染症で放っておくと重症になる場合があります。
私の家ではストレスで抵抗力が落ちケンネルコフを発症しました。子犬にとって新しい環境はとてもストレスのかかることでした。犬には静かな環境と時間が必要な事を学び改善するようにしました。
信頼できる動物病院を見つけておくことの大切さや小さな事でも「あれ?」と思ったら放置せずすぐに先生に診てもらう事が大事だと実感しました。愛犬がせきをしたら、心配だと思いますが、落ち着いて、信頼できる先生にすぐに診てもらってください。