犬のための安全な環境づくり、気を付ける点は?

犬の準備

犬のための安心できる環境づくりはとても大切です。なぜなら犬は子どもと同じで安全を怠ると重大な事故に繋がります。しっかりと部屋の中を見直して対処しましょう。
大事には至らなかったけれど実際に起きてしまった事故もご紹介します。

部屋の環境づくり

室内での行動範囲を決める

犬が入ってもいい場所を決めましょう。キッチンや階段、風呂場など立ち入ると危険な場所へは入っていけないことを教えましょう。必要であれば柵などを設置しましょう。

事例

犬に行動範囲を覚えさせるために、入ってはいけない場所に行ってしまったときに、犬をケージにいれ少しの間無視をします。無視される事が大嫌いな私の家のワンちゃんは、そうする事で行動範囲を覚えました。

一見かわいそうですが、それがワンちゃんの命を守る事になります。

誤飲しないよう部屋を片付ける

部屋の整理整頓を行いましょう。
子犬は好奇心旺盛で何でも口にします。犬用のおもちゃでさえも食いちぎり飲み込むケースもあります。誤飲した結果、動物病院での手術が必要となったり、最悪の場合は死に至る事もあります。

飲み込みそうな物は必ず片付けましょう。

注意が必要な物

  • 犬用の小さなおもちゃ
  • 消しゴムなどの文房具
  • ゴミ箱(フタ付のものがベスト)
  • 食べ物や飲み物(チョコや牛乳など)

危険な誤飲物

  • 電池、プラスチックなど
  • 医薬品、殺虫剤など
  • たばこ
  • 肥料、除草剤(お花畑、花壇のそばを歩く際は注意)
事例

私の家では犬は寝室には一歩も入れていません。そのため入って来ないだろうと気が緩んでいて、耳栓を枕元に置いたままにしていました。
翌朝、ケージの中に水色の耳栓が茶色になって転がっていました。どうやら、そっと侵入して、食べたあと吐き出したようです。

今回は命に関わる重大な事故にはなりませんでしたが、それ以降、寝室は勿論の事、普段ワンちゃんが入らない場所でも誤飲しそうな小さな物は注意するようにしています。

部屋の温度を管理する

犬は体温調節が苦手なため、室温に注意しましょう。犬の種類によって暑さや寒さに弱い犬がいます。
室温の目安としては21~25度、湿度は50~60%がよいでしょう。これは犬の種類や年齢によって異なるため、様子をみながら調節が必要です。

事例

夜、寝るときはケージに入れていますが、ケージの中だと暑くなっても冷たい場所に移動できず、暑くなりすぎないか心配なときがありました。そのため、一緒に寝て観察を行いました。

結果、これぐらいの暑さの場合は特に問題がないことが分かりました。同じようにケージに入って留守番させている時も熱中症にならないように気を付けています。

犬の年齢によって違いますが、様子をしっかり見ながら対処することが大事だと思います。

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安全面で気を付けるポイント

感電しないように電気コードを収納する

電気コードを噛み、感電しないように電気コードは収納しましょう。

犬が興味を持たないようにとにかく隠しましょう。電気コードをかじると感電するだけでなく、火災につながる事もあります。犬が興味を持たないようしっかり対策しましょう。

事例

私の家のワンちゃんは、携帯電話の充電を足元にあるコンセントにさしたその瞬間、噛みにきました。それ以来、下の方にあるコンセントは使わないようにしています。

転落しないよう高い場所は注意する

少しの高さでも、落ちるとケガをする場合があります。抱っこなどで落としてしまった場合、しっかり犬の様子を確認しましょう。

高い場所
  • 抱っこ
  • 階段、跳び乗った机
  • ソファー、ベッド

転落した後、足を引きずるなど異常を感じたらすぐに動物病院で診てもらってください。特に変わった様子がなくても、2~3日後に異常がでることもあります。

事例

私の家では思い切ってソファーは捨て、寝室には入らないようにしています。
階段は一人では登らないようにしつけをしました。

扉にはさまらないように気を付ける

犬が扉にはさまらないように注意しましょう。扉を開けっぱなしにしておくと、何かの拍子で閉まる事があります。扉を開けっ放しにする場合は、扉にストッパーを付けておきましょう。

事例

リビングのドアが閉まる瞬間にワンちゃんが後追いをしてきて、はさまりそうになった事がありました。扉の開閉はワンちゃんを意識して丁寧にしましょう。

まとめ

部屋の中は犬には危険なものがたくさんあります。
誤飲は落ちているものだけではありません。家具などに噛みつき、破片を飲み込んだりもします。
しっかり部屋を見渡して確認することが大事です。
安全で安心して過ごせる環境をつくりましょう。

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