犬が鼻を「フン!」と鳴らすのはナゼ?犬が鼻を鳴らす理由

犬のハテナ

犬が鼻を「フン!」と鳴らすのを聞いたことはありませんか?
犬と一緒に過ごしていると、何度も愛犬の「フン!」を聞きます。とても可愛いしぐさだと思っていましたが、犬の心理はどうなのでしょうか?ストレスサインや病気だとしたら心配です。
犬が鼻を「フン!」と鳴らす理由や、その他の鼻の鳴らし方と理由についてまとめました。

犬が鼻を「フン!」と鳴らす理由

犬は色んな理由で鼻を「フン!」と鳴らします。どの「フン!」なのか犬の気持ちを探ってみましょう。

1. 嗅覚をリセットするため

犬は情報収集をするために床や地面などのニオイをクンクン嗅ぎますが、嗅いだニオイにたいした情報がないと判断した時、鼻を「フン!」と鳴らして情報をリセットすることがあります。
リセットした後は次の情報収集のため、またクンクンを開始します。

2. 気分をリセットするため

犬は今の気分をリセットしたいに「フン!」と鳴らします。人間の深呼吸のようなもので「フン!」で気分をリセットできます。

3. 不満を感じているため

自分の要求が通らず不満を感じた時に目を見開き「フン!」と鳴らします。こちらも「フン!」をすることで自分を落ち着かせています。

4. 鼻通りを良くしたいため

鼻水を飛ばしたり、鼻通りをよくしたい時に犬は「フン!」をします。人間が「鼻づまりの時」や「鼻水が出てくる時」に鼻をかむのと同じ理由です。

5. 飼い主の気を引くため

愛犬をずっと無視している時に、クンクンの後に「フン!」と鼻を鳴らすことがあります。これは飼い主に、気付いてもらいたい、かまって欲しいというサインです。
これに飼い主が反応したことを学習している場合は、鳴らす頻度が多くなる事もあるので、愛犬の本当の気持ちを探ってみましょう。

6. 病気のため

不安やストレスが原因で「フン!」と鼻を鳴らすことがあります。
長時間の留守番や、散歩や遊びに連れ出す時間が少なかったり、家庭内で喧嘩が多かったりすると、大きなストレスをためてしまうことがあります。
この「フン!」の場合、最終的には体調を崩してしまうので生活習慣を早めに改善する必要があります。

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「フン!」以外の鼻の鳴らし方とその理由

犬は「フン!」以外にも鼻を鳴らします。どのような理由で鳴らしているのかまとめました。

1. 「ピーピー」と鳴らす

鼻を「ピーピー」と鳴らしている場合は、不安や痛みを感じている場合があります。
犬の中には年齢とともに不安が強くなる犬がいて、今まで平気だった留守番や花火、雷でもシニアになると「ピーピー」と鳴くことがあります。また、手術後に麻酔が切れた時などの痛みでも鳴きます。

「ピーピー」の理由
  • 恐怖や不安を感じている
  • 痛みを感じている
  • 甘えている、要求がある

飼い主の目や欲しい物を見つめたり、飼い主に前足をのせて「ピーピー」と鳴く時は、何か要求がある場合です。「鼻を鳴らせば何でも要求が通る」と犬が覚えないように、甘やかし過ぎには注意が必要です。
今すぐ要求にこたえる必要が無ければ無視をして、落ち着いてから気持ちを満たしてあげると良いでしょう。

2. 「ブーブー」「グーグー」と鳴らす

鼻を「ブーブー」と鳴らしている場合は、何か興奮している場合です。
頻繁に鼻を「ブーブー」鳴らす場合は、鼻腔狭窄(びくうきょうさく)が原因の可能性があります。短頭種に多く見られますが、その場合は動物病院を受診しましょう。

鼻腔狭窄(びくうきょうさく)は、鼻の中が狭くなっている状態です。鼻が短く、鼻ぺちゃの犬種に多い病気です。

3. 「フー」と鳴らす(ため息)

鼻を「フー」と鳴らして、空気を抜いている場合は、リラックスしている時や嬉しい時、満足している時です。犬が寝る時に、たくさんなでてあげると「フー」と鳴らして寝る事があります。

4. 「フガフガ」「ガーガー」と鳴らす

鼻を「フガフガ」と鳴らしている場合は、呼吸がしにくい状態にある場合があります。
パグやブルドックなど短頭種の犬は骨格上、度々鼻を鳴らしますが、病気で呼吸がしづらくなり、より激しく「フガフガ」「ガーガー」と苦しそうな息づかいになる事があります。

まとめ

犬が「フン!」と鼻を鳴らす理由には、様々な理由があります。
愛犬がどんな気持ちを伝えたいのか見極めるには、日々のコミュニケーションが欠かせません
普段から愛犬の事をしっかり観察し、信頼関係を築いていきましょう。

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