フィラリア症とは何か?予防薬はいつから飲む!?

犬の生活

動物病院でよく聞くのが「フィラリア症」です。
「フィラリア症」は重篤な症状を引き起こす病気です。予防を行う事は飼い主の責任です。
狂犬病の予防と同様に忘れてはいけないのが「フィラリア症予防」です。
フィラリア症予防についてまとめました。

フィラリア症と予防方法

フィラリア症

フィラリア症とはフィラリア(寄生虫)が犬の体内に寄生し、進行すると心臓疾患を引き起こし死亡するケースが多い病気です。
フィラリア症は蚊を媒介し、犬から犬へ感染する病気です。フィラリア症に感染した犬の血を吸った蚊が、別の犬に寄生虫をうつし、その寄生虫が心臓や肺動脈に侵入します。

初期症状

せきや呼吸困難、食欲不振、お腹に水がたまる

予防方法

フィラリア症の予防方法は、予防期間に予防薬を毎月1回摂取する事です。1カ月間隔で摂取する事で確実に予防することができます。

投薬期間

・蚊の発生月から、蚊が見られなくなってから1か月後まで
※4月~11月に蚊が発生する場合は、遅くても5月に開始し12月まで毎月1回投与

フィラリア症予防の注意点

1. 事前検査

予防薬を投与する前に、必ずフィラリア感染の有無を血液検査で確かめる必要があります。
感染しているのに予防薬を飲ませた場合、一度に大量に寄生虫が駆除されることでショック症状を起こし、最悪の場合は死にいたることがあります。
血液検査は動物病院で実施でき、結果は15分程度ででます。

2. 予防期間

フィラリア症の予防期間は地域ごとに異なります。
獣医師に確認し、指示通りに予防薬を投与します。

3. 投薬を忘れたら

途中の投薬やシーズン最後の投薬を忘れてしまうと、フィラリア症に感染してしまう危険性が高まります。投薬を指示通り最後まで続けるために、カレンダーに印をつけたり、メールで投薬日を知らせてくれるサービス等を利用して忘れないようにしましょう。
もし投薬を忘れてしまったら、自分で判断はせずに獣医師に相談に行きましょう。

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予防薬の種類

フィラリア症の予防薬は種類が豊富です。
犬の好みや飼育環境に合わせて薬の種類を獣医師と相談しながら決めましょう。
フィラリア症予防薬の例です。

1. ネクスガードスペクトラ

ネクスガードスペクトラは1つで「フィラリア症予防」「ノミ・マダニ駆除」「回虫・鉤虫(こうちゅう)・鞭虫(べんちゅう)駆除」の効果がある薬です。ジャーキータイプの薬で犬にとって食べやすくなっています。

値段:1か月1錠 2,200円~
※体重により値段が違う

2. ストロングホールド

ストロングホールドは基本は口から与えるタイプですが、薬の味が苦手で飲み込んでくれない犬にはに背中に薬液を垂らすだけのスポットタイプがあります。「フィラリア症予防」と「ノミ・耳ダニの対策」の効果がある薬です。

値段:1か月1本 800 円~

3. その他

「フィラリア症予防」のみの買いやすい薬もあります。
散歩コースや飼育環境に他の寄生虫の心配がなくフィラリア症予防だけで十分という場合は、フィラリア症予防だけの薬もあります。不安な場合は、獣医師と相談しましょう。

まとめ

フィラリア症は死にいたる可能性のある怖い病気です。予防期間に薬を服用することでフィラリア症を予防することができます。
私の愛犬もフィラリア症の予防薬を服用しています。今のところ副反応はありません。
私の愛犬はお出かけが大好きな犬です。いろんな所へ散歩に行きたいし、ドッグランでたくさんの犬達とも出会わせてあげたいと思い、忘れずに服用しています。
老犬になり散歩が減るとまた違う薬に変える可能性もあります。毎年、獣医師さんと相談しながら決めています。愛犬の「今」の健康を守るために、飼い主として今できる事をしたいです。

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