犬の熱中症の症状とその予防方法です。
犬は人間のように汗をかいて体温調節をすることができません。パンティングという舌を出してハァハァという浅く早い呼吸をして冷たい空気を体の中に取り入れる事で体温を下げる調節をします。しかし、外の気温が暑くなりすぎるとパンティングをしても体温が下げられず熱が体の中にこもってしまいます。
熱中症は、体温が高い状態が続く事で様々な臓器の機能に障害が出ます。脱水する事によって水分や塩分が体の必要なところに届かなくなると障害がさらに進み多臓器不全に陥ります。熱中症を発症すると小型犬は5~10分で死亡する事もあります。死に至らずすんだとしても臓器に後遺症が出る事もあります。
熱中症予防を確実に行い、最悪熱中症にさせてしまった場合も応急処置ができるようにしておきましょう。
犬の熱中症の症状
犬の熱中症の症状をまとめました。熱中症の初期段階では体温が高くなりますが、症状が進行して重症になるとショック状態になり体温が低下する事もあります。危険な状態からさらに進行すると、意識消失、発作、口や鼻や肛門からの出血などの症状が認められます。
犬の熱中症の原因
熱中症になる原因、環境についてまとめました。犬は体温調節が人間のようにできないため、気温や湿度が高い時はたとえ、短時間でも注意が必要です。
犬の熱中症の予防
犬に熱中症の予防についてまとめました。犬にとって快適な温度・湿度は、人間が快適と感じるよりもやや涼しめで、温度は26度、湿度は50%くらいが適しています。極端に冷やしすぎたりエアコンの冷風が直接あたる場所にケージをおいていると体調を崩してしまうかもしれないので注意が必要です。
私の愛犬は、車でのお出かけの時はいつもクレートに入っているのですが、クレートと座席の間に保冷剤を敷きクレートの中が冷えるように心がけています。
保冷剤はカミカミして破壊するので、愛犬が触れられないようにしています。
犬の熱中症の応急処置
応急処置についてまとめました。熱中症が重度の場合は、1分を争う治療が必要となります。体を冷やしながら動物病院に搬送します。
まとめ
犬の命を瞬時の奪う可能性があるのが、熱中症です。
熱中症は飼い主の対策で予防できるものです。「やりすぎ」くらいがちょうど良いと思って、本格的な夏がくる前にしっかり熱中症の対策を準備し、危機管理をしておきましょう。