犬の夏バテについて、夏バテの症状と夏バテの対策です。
暑い夏は犬にとって一番過ごしづらい季節です。飼い主がしっかり知識を持ち、犬の体調管理や夏バテ対策をする必要があります。
犬の夏バテについて
暑さに弱い犬種
犬の種類によって、夏バテになりやすい犬がいます。特に暑さに弱い犬種をまとめました。
1. ダブルコートの犬
ダブルコードの犬は暑さに弱い犬種です。被毛が2重構造のダブルコートになっているため、体に熱がこもりやすい構造になっています。
柴犬、ミニチュアダックスフント、ポメラニアン、ゴールデンレトリバー、ボーダーコリー
2. 短頭種の犬
比較的頭の短い犬は構造上、他の犬種より呼吸がしづらく体温を下げることが苦手です。
パグ、フレンチブルドッグ、シーズー、ペキニーズ、ボストンテリア
3. 犬種共通的な対象
体の機能がまだ十分でない子犬や、機能に衰えがでてくるシニア犬は体温調節がうまくできないため夏バテしやすいです。肥満傾向の犬も体内に熱がこもりやすく心臓に負担もかかり、うまく呼吸できないため夏バテしやすいです。
夏バテの症状
犬が夏バテするとどのような症状があらわれてくるのでしょうか?いつもと違う様子に早く気づき対処をすることで悪化を防ぎましょう。

犬の夏バテ対策について
犬が夏バテにならないために、簡単にできる対策をまとめました。
1. 水分補給をこまめに行う
食欲が低下している場合、栄養や水分が不足してしまうため、工夫してご飯をあげましょう。
2. 室内の温度・湿度を最適にする
室内の温度や湿度が夏バテの原因になることがあります。
湿度が60%を超えると夏バテになりやすくなります。湿度が高い時はエアコンの除湿機能を使いコントロールしましょう。
3. 散歩に行く時間帯に気を付ける
夏は地面の温度差が大きいため、散歩に行く時間帯は注意しましょう。
地面から近い位置にいる犬は人間以上に地面の熱を感じています。夕方でも地面はまだ熱が残っています。早朝や、夕方から夜にかけて、涼しくなってから散歩するなどにしましょう。日中に散歩に行く場合は、日陰で地面が熱されていない場所を選びましょう。
まとめ
犬は夏バテをしていても、それを飼い主に言葉で伝える事はできません。
飼い主が犬の体調を毎日しっかり観察し、体調に合わせた対策をとることが大事です。少しでも普段と違う様子が見られたらすぐにサポートし、それでも異変を感じたら迷わず動物病院へ行きましょう。