犬の鼻が濡れているのはなぜ?

犬のぎもん

「犬の鼻が濡れているのは元気な証拠」とよく耳にしますが、それは本当なのでしょうか?
愛犬と散歩をしている時、水を飲ませようと顔をよく見たら鼻がビショビショに濡れていることがありました。濡れすぎていても問題ないのか、乾いていても大丈夫なのか、注意すべきことはあるのでしょうか。犬の鼻が濡れている理由についてまとめました。

犬の鼻が濡れている理由

犬の鼻の構造

犬の鼻は少し変わった形をしています。犬の鼻をよく見たことはありますか?
まずは犬の鼻の構造です。

鼻の構造
  • 鼻の穴
    人と違い横にも切れ目が入っている。鼻をひくひく動かす事で正面からだけでなく横からも空気を取り込む
  • 真ん中の縦線
    水分を蓄えていてニオイの吸着を行っている
  • 表面の細かい溝
    溝に水分を蓄える事でニオイの吸着感度を高めている
  • 鼻の中
    温度センサーがあり左右の気化熱の温度差を感じ取る事で風がどちらから吹いているか把握できる

どのように鼻を濡らしているのか

犬の鼻はどのように濡れるのでしょうか。
犬の鼻を濡らしている水分は涙と汗のような分泌物が混ざり合った成分です。目の表面を保護するために分泌される涙が、鼻の奥に流れ出ています。人間の汗のような分泌液と混ざり合ったものです。
また、自分の舌で鼻をなめて濡らしている事もあります。

なぜ犬の鼻は濡れているのか

犬の鼻が濡れている理由をまとめました。

1. 嗅覚のため

1つめは嗅覚の感度をあげるためです。鼻の粘膜の中にニオイの受容体があるのですが、粘膜が乾燥していると役に立ちません。
人間は粘膜が鼻の内側にありますが、犬の場合はさらに多くのニオイを吸着させるために鼻の外側にも広がっています。分泌される水分によって粘膜がうるおい、よりニオイを感知しやすいようにしています。

2. 体温調節のため

2つめは体温調整をするためです。犬の体には人間のようにたくさんの汗腺がありません。足裏の肉球にわずかな汗腺があるのみです。
そのため、口呼吸で唾液を蒸発させたり、鼻の周辺から涙や唾液を蒸発させたりすることで放熱を行っています。

3. 風向きを知るため

3つめはニオイの方向、風向きを知るためです。常に湿っている事で風がどちらから当たっているか、ニオイの来る方向はどちらかをすぐに判断する事ができます

犬の鼻の注意点

濡れすぎている時の注意点

犬の鼻の役割から、犬の鼻が常に湿っている事が分かりました。
しかし、濡れすぎている時や鼻水に色や臭いがついている、呼吸の状態がおかしい等の時は何らかの病気が疑われます。鼻水が出る病気です。

  • ケンネルコフ
  • アレルギー性鼻炎、鼻腔内腫瘍
  • 肺炎、歯周病

乾いている時の注意点

鼻が乾いているからといって、必ずしも病気や異常があるとは限りません。
ただし、病気の場合も考えられます。鼻が乾いている時の考えられる理由です。

  • 眠っている時やその前後
    ・眠っている時は目を保護する必要がないため涙がでない
    ・気温が快適であれば体温調節のために熱を放散する必要もない
  • 体調不良、発熱・脱水
    ・皮膚の病気で鼻の表面に異常が起きている
    ・目や鼻の病気で涙や鼻の分泌液が分泌されていない
  • 犬の年齢
    ・高齢になると乾燥していく傾向がある
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まとめ

犬の鼻は、その役割を果たすために常に濡れている事が分かりました。
鼻の水分状況によっては体調面の確認が必要です。ただし、鼻の濡れ具合だけで犬の健康状態を考えるのではなく、元気や食欲はあるか、せきやくしゃみが無いかなど、犬の体調をよく観察する事が大切です。
私の愛犬が散歩の時に鼻がビショビショになっていたのは、暑さからの体温調節だったと思われます。その後は元気いっぱいでした。

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