飼い主の具合が悪い時に愛犬が寄り添ってくれたという経験はありませんか?
ただの偶然ではなく、飼い主の気持ち、体調の変化に犬は何かを感じ取っているのかもしれません。
本当に犬は人間の気持ちが分かるのか、犬の知られざる能力をまとめました。
犬の不思議なしぐさ
飼い主を心配している時に見せるしぐさ
飼い主が落ち込んでいる時や体調が悪い時に、犬が見せるしぐさには次のようなものがあります。
犬は人間の気持ちが分かるのか
犬が見せるしぐさは偶然なのでしょうか。「犬は人の気持ちが分かるのか」を調べた研究事例を紹介します。
犬が人間の「喜んでいる顔」と「怒っている顔」の区別ができるかの研究が行われました。
その結果、人間の「喜んでいる顔」は肯定的な意味と理解し、「怒っている顔」は否定的な意味と理解できていると実証されています。
しかも、飼い主や馴染みのある人だけでなく、見知らぬ人の表情も区別ができたというのが分かっています。
犬が何を感じで行動を変えているのかの研究が行われました。
その結果、犬が「人の体臭の変化」を通じて人間の恐怖や幸福を感じ取り、行動を変えている可能性があると実証されました。
人が恐怖を感じた時にかく「恐怖汗」のニオイを犬が嗅ぐと、犬も不安やストレスを感じる事が分かっています。
犬の知られざる能力
人間の知らない特殊な能力
犬が持つ能力はまだまだ奥が深く、未知の部分がたくさんあります。
実験の結果で少しずつ分かってきたことがあります。犬の能力で次のようなものがあります。
犬は何を考えているのか
犬は人間とは全く異なる視覚、嗅覚、聴覚を持っています。それゆえに様々な情報を受け取っていることが考えられます。犬の感覚能力を知ることで、犬が何を考えているのか整理しました。
上記の事から考えられるのは、人間と犬はまるで違う世界を見たり感じているということです。
例えば、人が静かで落ち着く場所だと思っていても、犬は人が聞き取れない音やニオイを感知している可能性があります。その結果「ここは嫌だ」という行動をとる可能性もあるということです。
まとめ
犬は飼い主の様々な感情を理解することができる動物だといえそうです。
自分の気持ちを分かってくれると思うと、嬉しい気持ちになります。ただ、感受性の高い犬の場合は飼い主の少しの異変でも体調不良を起こすことがあるので注意が必要です。
愛犬が心配そうなしぐさを見せたら、ありがとうと声をかけなでたりして安心させてあげましょう。
犬は人間よりもはるかに優れた感覚能力を持っていて、人間とは異なる世界を感じていることが分かりました。結局のところ、犬の本当の気持ちは分かりません。しかし、人間と犬の感じ方には違いがあると知るだけでも、犬の反応や行動を今まで以上に理解し、犬の気持ちに寄り添えるようになるのではないでしょうか。
いつの日か犬の感情が解明される日が来ると良いですね。