犬同士のあいさつ、鼻チョンの意味は?

犬のハテナ

あなたの愛犬は、他のワンちゃんと出会った時にどんな行動をしますか?
犬同士であいさつしている時に見せるしぐさやその意味はどういったものでしょうか。犬同士のあいさつについて、犬のしぐさの意味と飼い主がとるべきマナーをまとめました。

犬同士のあいさつ

犬同士のあいさつはそのしぐさで意味が分かります。
犬が散歩中、向こうから犬が歩いてくると、一度止まり相手をじっと見ます。それは遠くからニオイを嗅ぐことで第一段階として、相手の簡単な情報を読み取っているのです。その後に、犬同士のあいさつで見せるしぐさがあります。

1. 鼻をくっつけてニオイを嗅ぐ

まず最初の挨拶として、お互いの鼻の先をくっつけます(鼻チョン)。相手のニオイを嗅ぎ「この犬は会った事があるか」「相性は悪くないか」などを判断しています。しっぽを振るのは興味がある事を示している事が多いですが、しっぽを振っていても仲良くできるとは限らないので注意が必要です。

2. おしりのニオイを嗅ぐ

おしりのニオイを嗅ぐことで、相手の情報を得る事ができます。鼻先をくっつけて相手のニオイを嗅ぐよりも、犬のお尻の肛門腺という分泌腺から放たれるニオイには情報が詰まっているため、より相手の情報を得る事ができます。鼻をくっつけた後にもっと相手に興味を示した時におしりのニオイを嗅ぎます。

3. 顔や耳のニオイを嗅ぐ

顔や耳など正面からニオイを嗅ぐことは相手から嫌がられることがあります。幼少期に他の犬と触れ合う機会がなかった場合、正面からニオイを嗅ぐという行動をする事があります。一方で、相性の良い犬同士でも見られる事があります。

4. いきなり吠える

初対面でいきなり吠えることがあります。これは相手に興味があり「遊ぼう!」という場合と、気に入らずに威嚇の意味で吠える事があります。

5. フセの体勢になる

フセの体勢をするのは自分の方にやって来る犬と仲良くなりたいサインです。自分がフセをし自分の体を小さく見せる事で「自分に危険はないよ!」と相手を安心させ、口の周りや鼻をペロペロ舐める事で、相手に敵意がない事を知らせています。フレンドリーで優しい性格の犬がよく行う行動です。

6. 頭を低くしお尻を高く上げる

挨拶の後に、頭を低くしお尻を高く上げることがあります。挨拶が一通り終わり、「相性が良い」「この犬に興味を持った」と感じている場合にとるしぐさで、「一緒に遊びましょう!」と遊びに誘っているしぐさです。

こんなサインが見えたら無理に挨拶をさせないようにしましょう。警戒や威嚇を意味する犬のサインです。

注意のサイン
  • 首~腰までの毛が逆立つ
  • しっぽを高い位置に上げたままでいる
  • 鼻にシワがよる
  • 歯を見せてうなる
  • 足を踏ん張って立ち、体高を高く見せようとする
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飼い主のマナー

犬の散歩中に、犬同士があいさつする際の飼い主のマナーについてまとめました。

飼い主のマナー
  • 飼い主の挨拶

    まずは飼い主さん同士が挨拶をしましょう。

  • 犬の挨拶の確認

    しばらく犬同士の様子を見てから犬同士の挨拶をさせても良いか確認しましょう。(例:こんにちは。近づいても良いですか?)
    愛犬が他の犬と仲良くできる性格であっても相手の犬が同じとは限りません。愛犬を相手の犬にグイグイ近づける事は、相手の犬を怖がらせてしまう事になるかもしれないし、噛まれてしまう事もあります。

  • 安全の確認

    相手の飼い主さんが近づく事を許してくれたら、リードを短く持って少しずつ相手の犬に近づきます。相手の犬が嫌がるようであればすぐに離れましょう。散歩中であれば立ち止まる場所が危険でないか注意します。車の多い場所や歩行者の邪魔にならないように注意が必要です。

  • 挨拶が苦手な場合

    愛犬が他の犬との交流が苦手な場合、相手の方から声をかけてきてくれた時は、
    「すみません。うちのコは他のワンちゃんが苦手なのです」と伝えましょう。

  • さようならの挨拶

    最後は「ありがとうございます」で気持ちよく”さようなら”をしましょう。

まとめ

ワンちゃんの性格によって挨拶の仕方も様々です。
犬の挨拶のしぐさを読み取って、愛犬や相手のワンちゃんに嫌な思いや無理をさせないようにしてあげましょう。そして挨拶が上手にできたら「良かったね!」と愛犬を褒めてあげてください。

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