犬のさわり方、なで方についてまとめました。
犬は人になでられる事をいつも喜んでいるとは限りません。ストレスを感じている時もあります。犬が喜ぶなで方のポイントと、ストレスを感じるポイントを知り、犬と良い関係を築きましょう。また、初対面の人から触って良いか聞かれた時の対応も知っておきましょう。
犬がなでて欲しいと思う時
犬には人間と同じく個性があります。
どんな人にでもなでて欲しい犬もいれば、飼い主にだけしかなでられたくないという犬もいます。またなでられる事が好きな犬でも、今は嫌だという時もあります。犬も状況によって感じ方が違います。
犬に不安や不快な思いをさせないように、犬がなでられたい時となでられたくない時をまとめました。
1. 犬がなでて欲しい時
犬がなでて欲しいと思っている時は、犬が寂しい思いをしている時や飼い主がリラックスしている時です。犬が自ら触れられる事を好むようなしぐさが見られた時は、優しくたくさんなでてあげましょう。そして離れていったら、一旦終了しましょう。飼い主と犬の絆が深まります。
2. 犬がなでて欲しくない時
犬がなでて欲しくないと思っている時は、何かに夢中になっていたり、休んでいる時です。
犬がなでられて気持ち良い場所
犬がなでられて気持ち良い場所と嫌な場所、なで方のポイントです。
犬をただなでてあげるよりも、犬がなでて欲しい場所や心地いいと思ってくれる場所をなでてあげたいと思う飼い主さんが多いと思います。
1. なでられて気持ち良い場所
犬がなでられて気持ち良いと思う場所です。
犬がリラックスして、自らお腹を出してなでて欲しいとアピールする時以外は、お腹をなでられるのは嫌がることが多いです。
2. なでられると嫌な場所
犬がなでられて嫌と思う場所です。なでられたくない場所というのは、犬にとって弱い部分(急所)や神経が密集して敏感なところです。
犬がなでられて嫌な場所は、病院やトリミングサロンではどうしても触れる場所です。本来は触られたくない場所だという事を理解した上で、いざという時のために日頃から触られる事に慣らしておく事は大切です。
3. なで方のポイント
犬をなでる時に注意したいポイントです。
初対面の人からなでられる時の注意点
初対面の人から「なでて良いですか?」と聞かれた時、まず一番大切な事は「犬の気持ちを考える事」です。犬の気持ちを考えず無理になでると、犬にストレスがかかり、相手に怪我をさせてしまう危険性があります。犬が恐怖を感じていたり、興奮(喜び・警戒)している時は、吠え・噛みつき・うなる・飛びつきなどの予期せぬ行動をする事があります。
犬に嫌な思いをさせ、相手に事故や怪我を負わさないために飼い主が気を付けるポイントをまとめました。
1. 犬の性格を理解する
犬によって性格は違います。人が好きな犬もいれば、苦手な犬もいます。人が苦手な犬にとって初対面の人からなでられる事は恐怖でありストレスとなります。
2. ボディーランゲージを読み取る
犬の動きから犬の気持ちを読み取りましょう。尻尾が下がっていたり、耳が後ろに倒れていたら恐怖や緊張を感じています。また、尻尾を振るのは嬉しい時とは限りません。警戒して興奮している時も尻尾を振ります。これらの動きが見られる時は犬に触らないようにしましょう。
3. 相手の人に接し方を教える
相手の人が犬と接したことがない場合は、犬にストレスを与えないようになで方を教えてあげましょう。手を出した時に、犬が不安や緊張、顔を背けるなどの動きが見られた場合は「怖がっているので、すみません」と伝えてなでるのをやめておきましょう。
犬の目を見ないように姿勢を低くし、手を犬の顔より下からゆっくり出して手の甲のニオイを嗅いでもらいましょう。そして、犬が嫌な反応をしなければ優しくなでましょう。
まとめ
犬によって性格は違うので、なでられたい時や触って欲しい場所が違います。愛犬の性格をよく理解し、今どんな気分でいるのかをしっかりと見てあげましょう。
いざという時の病気やケアのために、飼い主は普段から全身に触れるトレーニングは必要です。しかし、散歩などで出会う初対面の人に対しては、無理に触ってもらったりしない事が大事です。
犬が喜ぶなで方のポイントとストレスを感じるポイントを知って犬と良い関係を築きましょう!