犬と雪遊びをする時の注意点6つ

犬のお出かけ

雪を見て興奮する犬はたくさんいます。しかし、安全に楽しく遊ぶためには注意することがあります。犬と雪遊びをする際に飼い主が気を付けるべきことをまとめました。

雪遊びの注意点

1. 寒さ対策

雪遊びをする際は寒さ対策が必要です。防寒、防水の機能を持つウェアを着せましょう。サイズに合ったものを着せることで、走り回った際のケガ防止となります。
特に温暖な気候が原産の犬種や小型犬、シングルコートの犬は、身体が寒さに対応していないため、寒さに極端に弱いことがあります。元気に駆け回っていても、しっかりと寒さ対策をしましょう。

特に寒さに弱いといわれている犬種

チワワ、トイプードル、ヨークシャーテリアなど

子犬や高齢犬、病気の犬など、体温調節がうまく働かない犬も注意が必要です。どんな犬種であっても震えていれば無理に遊ばすのはやめましょう。

2. 雪玉対策

雪玉とは犬の体についた雪や溶けた雪の水分へ、さらに雪がつくことでできる雪のかたまりのことを言います。雪玉は一度できるとなかなか取れず、無理に取ると毛が抜けたり痛い思いをします
特に指の間や、毛で覆われている部分であればどこにでもできてしまいます。そして体についた雪玉は身体を冷やしてしまいます。
防水素材のレインウェアやジャンパーを着せて、それでも毛についてしまった雪はこまめに拭き取るようにしましょう。

3. しもやけに注意

「しもやけ」とは冷えや寒さが原因で血流が悪くなり炎症することをいいます。
犬も肉球や耳たぶ、ほおやしっぽがしもやけになることがあります。ウェア以外にも、肉球を保護する「犬用ソックス」「犬用シューズ」を履かせて肉球までしっかりと保護しましょう。雪の下に隠れている枯れ木やガラスの破片などで肉球をケガしてしまうこともあります。
犬用ソックスやシューズはそういったことからも犬の足を守ることができます。

4. 紫外線に注意

人間と同様に犬も紫外線に長時間さらされると白内障や角膜炎になることがあるため注意が必要です。雪遊びをした日の夜などに犬の目がおかしいと感じたら動物病院を受診しましょう。

5. 体調チェック

雪遊びが楽しいと、犬は自分の体力をコントロールできないため、ずっとはしゃぎまわってしまいます。飼い主が体力を把握し、無理をさせないようにしましょう。
雪遊びの途中で落ち着かせて、肉球や体にケガがないか、雪玉ができていないかなどこまめに体調をチェックをしましょう。

6. 嫌がる場合は無理をしない

飼い主が犬と雪遊びをしたくても、犬によっては雪遊びを好まないことがあります。
無理に連れ出して雪の日の外出を嫌がるようになる可能性があるため、犬の様子を観察し、怖がったり嫌がっている場合は無理に遊ばせないようにしましょう。
雪景色を見ながらのんびり過ごしたり、雪の中を抱っこして散歩をする雪遊びもあって良いと思います。

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雪遊びの楽しみ方

犬との雪遊びの楽しみ方を紹介します。

1. 追いかけっこ

走ることで犬は運動不足の解消ができ、ストレス発散にもなります。
まずは雪の上を歩き、慣れてきたら走ったり、追いかけっこをして遊びましょう。その際には飼い主が犬に引っ張られて転倒しないように気をつけてください。

2. 雪玉遊び

ボールのかわりに雪を軽く握った雪玉を投げて遊んでみましょう。
犬は口でキャッチした時に雪が崩れる感覚や冷たさが面白いようです。ボールのように固くないのでケガの心配も少ないです。

3. そり滑り

そり滑りで犬と遊んでみましょう。飼い主と一緒にソリで斜面を滑り降ります。
そり滑りはドッグランを併設しているスキー場など、安全な場所で行ってください。

雪遊びの後はしっかりと身体のお手入れをしましょう。
体についた雪や雪玉をそのままにしておくと身体が冷え、しもやけなどの皮膚トラブルになります。ぬるめのお湯で少しずつ雪玉を取り除いた後は、ドライヤーでしっかりと乾かしてあげましょう。肉球にも保湿効果の高い犬専用の肉球クリームを塗ってケアをしてあげても良いです。

まとめ

注意点を意識して、雪が好きな愛犬を雪遊びに連れて行ってあげましょう。
ぜひ一度、愛犬と一緒に雪遊びを楽しんでみてください。その際は安全な場所を選び、防寒対策をしっかり行いましょう。長時間雪遊びをすると、体が冷えてしまい後から体調を壊したり、紫外線で目がおかしくなったりするので、どんなに楽しくても長時間遊びにならないように注意をしてください。

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