犬の留守番に必要な環境づくり

犬のしつけ

愛犬が安心して留守番するために、留守番のしつけはとても大切です。また、飼い主が安心安全な留守番環境を準備することが必要です。
無人の状態では何が起こるか分かりません。留守番をするために必要な環境づくりについてまとめました。

留守番をするための環境づくり

群れの生活を基本とする犬にとって、ひとりで過ごすことは得意ではありません

食事のタイミングや排泄、散歩やスキンシップの時間を考えると、まだ若く元気な私の愛犬は6時間くらいが限界です。しかし、しつけ方法を含め個体差は大きく、体調変化の激しい子犬や老犬などは可能な限り短時間の留守番に済ませることが必要です、

できることなら愛犬とずっと一緒に居たいと思うのが飼い主の本音だと思います。しかし、仕事などでそれができない葛藤があるのではないでしょうか。体調の急変や事故やトラブルがあった時、自分で対処できない愛犬のために飼い主として最低限できる安心安全な環境つくりについてまとめました。

1. サークル・ケージを準備

留守番中に不安になった犬が室内の物を壊したり、ケガをする事故をおこしにくくするために基本的にケージやサークル内で過ごすことが良いでしょう。留守番中の犬が快適に過ごすためには、トイレと寝床を設置したうえで十分なスペースが余る程度のサークル・ケージの大きさが良いです。

サークル・ケージ内が愛犬にとって安全で安心できる場所となるように、普段からサークルの中で落ち着いて過ごせるような習慣をつけておきましょう。サークル・ケージに慣れていない犬を留守番の時だけ無理やり入れようとすると不安が余計に大きくなります。

留守番にサークル・ケージを使用しない場合であっても、柵や仕切りを使って決められた空間だけを自由に動けるようにしてあげましょう。広い家の中を自由に動き回れることの方が実は犬にとって縄張りが広がり落ちつきません

2. ベッド・水・トイレ・おもちゃを用意

サークル・ケージの中には、いつも使っているベッドや水、トイレなど設置が必要です。愛犬がひっくり返してしまわないようにサークル・ケージに取り付けられる給水ボトルがあります。

おもちゃは留守番で使用する前に、必ず一緒に遊んでみて安全であるか確かめてからにしてください。飲み込めないサイズか、壊れない耐久性があるか、確認が大事です。
飼い主のニオイがついた服や下着などボタンや紐など付いておらず誤飲の心配がなければ置いてあげても良いです。

3. 室内の温度管理と安全確保

愛犬が留守番の間、快適に過ごせるように年中空調管理は必須です。特に春先からは熱中症にならないようエアコンを使用して細心の注意をしましょう。

直射日光が当たらないようにしておくことも大切です。時間とともに太陽は移動します。家を出る時は大丈夫だったけどいつの間にか直射日光が当たる状態になっていたということもあるので気を付けてください。

サークル・ケージでお留守番をしていない場合は、愛犬が口にしては困るもの、危険なもの、壊されては困るものなど無いように安全確保をしてください。

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留守番をするための練習

愛犬にいきなり長時間の留守番をさせることは絶対にやめましょう

強いストレスで分離不安症になったり飼い主との関係が悪化してしまうことがあります。必ず、ごく短い時間の留守番からはじめ、少しずつ時間を延ばしていきましょう。「飼い主がいなくても大丈夫」という信頼関係や成功経験が大事です。

もし、吠え続けていたり、物を壊す、手足をなめ続けるなど分離不安症の行動が見られた場合は、かかりつけの動物病院やしつけ教室など専門家に相談しましょう。

まとめ

24時間365日愛犬と一緒に居ることは現実的にできないですよね。

愛犬と飼い主、共にストレスなく留守番ができるようになるには、まずは環境作りが大切です。
最近は様々なタイプの「ペット見守りカメラ」も販売されています。

帰宅したときは特に問題なく留守番しているように見えた犬も、実は留守番中ずっと不安でそわそわ歩き回っていたり、吠えていたということもあります。愛犬のストレスを見過ごさないためにもペット見守りカメラを使って留守番中の愛犬の様子を知っておくことも大切だと思います。

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